勉強法について
Lesson 1
まず、何から始めればいい?
「 Toolkit の進め方」を確認して、手順よく進めていきましょう。
過去問を解くって、具体的に何をすること?
過去問の具体的な解き方は、「Tool 5 沖縄雪まつり暗記法」で紹介しています。今一度確認し、しっかりと過去問の使い方をマスターしましょう。過去問を効率よく勉強できるかどうかが、その後、大きな差を生み出します。
また、過去問を解くと聞くと、問題の答えが分かるまで答えを見てはいけないと思ってしまう人が多いようです。しかし、分からない問題は、何時間考えても分からないはずです。一つの問題に固執せず、戦略スケジュール作成時に割り出した制限時間を守ることを第一優先し、分からない問題は、すぐに答えを見る → すぐに解説を読む → すぐに次の問題に移る、このテンポの良さを心がけましょう。
また、参考書を使うときに絶対にしてはいけないことは、問題意識を持たずにただ読み進めることです。過去問の解説を読んでも理解できない場合に限り、その問題を解決するためだけに参考書を使うようにしましょう。参考書を1ページ目から読んだり、色ペンでの装飾に夢中になったりして、時間をムダにしてしまう受験者が少なくありません。
Tool 5:沖縄雪まつり暗記法で紹介している、各回転ごとに変わる過去問の解き方に応じて、より効率的で効果的な行動をとりましょう。
過去問1問解くのに、制限時間をオーバーしてしまいます。どうしたらいい?
過去問を解くときのポイントは、一つの問題に固執せず、制限時間を守ってスピードを落とさないことです。
これは、当時勉強を始めたばかりの私を含め、多くの受験者が陥る落とし穴です。
一つの問題を100%理解できるまで、参考書を眺めたり、辞書を引いたり、多くの時間を割いてしまいます。
しかし、暗記成功のポイントは、「Tool 5 沖縄雪まつり式暗記法」で紹介したように、短時間で大量の雪を降らせること。つまり、次に同じ問題に出会うまでにいかに間隔を狭めることができるかが勝負になってきます。
過去問1回転目、2回転目までは、参考書を頼ることなく、問題集の解説を読むだけにとどめ、完全に理解していなくても良しとし、とにかくテンポよく前に進めることにフォーカスしましょう。
Last Drop Book を作ったあとは、もう過去問は使わないの?
『Last Drop Book』を作成した後は、基本的に過去問題集を使いません。
過去問4回転を終えた段階からは、完全に理解した問題の方が多くなっていますので、すでに理解できている問題を再度解くことは、時間の無駄です。その無駄を一切避けるため、理解不足箇所だけを詰め込んだ『Last Drop Book』を作成します。
Last Drop Book は、追い込み時期の点数を伸ばすのに大いに役立ちます。「Tool 7 Last Drop 追い込み法」で作り方をしっかりマスターし、クオリティーの高い Last Drop Book を作成しましょう。