勉強スケジュールについて
Lesson 2
忙しくて勉強する時間がとれない。どうしたらいい?
まずは、「Tool 4 アクションプラン」を視聴してください。
また、起床時間を早めて、早朝の勉強を始めることをオススメします。
朝は基本的にプラス思考なので、マイナスの雑念が入ることなく勉強に集中出来ますし、前日の夜勉強した内容を復習するのに最適な時間であることが科学的に証明されています。さらに、朝の勉強の進み具合で、夜のスケジュールを調整することができます。夜に一気に勉強しようと期待していると、焦りが生まれてしまい、勉強に集中することができない状況が出てきてしまいます。
それでも仕事や用事が忙しくて、なかなか勉強時間が取れない場合は、真っ先に、周囲の協力を求める必要があります。上司や同僚、家族、友達に、今あなたは資格取得に全力で励んでいるということを伝えてください。試験日が終われば、ツケはいくらでも返せます。なので、試験日まではとにかく勉強に集中出来る環境を整えることが大事です。
また、周りに受験宣言をして落ちたらどうしようと、不安に思う気持ちもあるかもしれませんが、周りに受験宣言をした人の方が合格率が高いことも事実です。そのプレッシャーを自分の背中を後押しするプラスのモチベーションに変えて、さらに勉強にスパイスを効かせていきましょう。
短期ってどのくらいの期間をいうの?
spice|STUDY Toolkit が目指す短期合格は、難関国家資格に、最低平日4時間・週末8時間の勉強時間で、勉強期間3ヶ月で合格できることです。
この基準を目安に、より難しいと思われる資格試験では、1日の勉強時間、または勉強期間を長くする必要が出てきます。逆にこの基準より易しいと思われる資格試験では、勉強期間をさらに短くしても合格できます。またそれぞれの生活スタイル・個人の勉強レベルによっても多少の違いは出てきます。
「Tool 5 沖縄雪まつり暗記法」で紹介しているように、一度目にした内容は、頭の中でどんどん溶けて消えていきます。大量の暗記を成功させるには、同じ内容を、いかに間隔を狭めて、何度も復習できるかにかかってきます。
なので、あまり勉強期間を長くすることはせず、短期間にまとまった勉強時間を取ることをおすすめします。
なかなかアクションプラン通りに進められない。どうしたらいい?
アクションプランは何度も変わり、何度も修正を加えるべきものです。ここで、アクションプランを修正する際に気をつけるべきことを再確認しましょう。
初めてアクションプランを立てるとき、現時点の自分の実力も知らないうちに、どうしてもたくさんの内容を詰め込んでしまう傾向にあります。そのため、プラン通りに勉強が進まないということが起こります。
しかし、spice|STUDY Toolkit の勉強法に慣れてくると、勉強スピードがものすごく上がり、最初に立てたアクションプランでは、物足りなくなったりもします。
なので、最初はあまり神経質にならず、アクションプランは変わるものだということを前提に計画してみてください。そして週ごとに、自分の勉強の進み具合を確認しながら、アクションプランを見直し、必要に応じて修正することをおすすめします。
また、あまり未来の自分に期待しないことです。今日達成できなかったノルマは、未来の自分が背負うことになります。明日は頑張ろう、来週は頑張ろう、と未来の自分にだけ期待していると、後から大きなツケが回ってきます。より試験日に近く、よりプレッシャーも高まっている未来の自分を助ける意味でも、ノルマを先倒しで達成する努力を心がけましょう。
試験日まで1ヶ月切りました。何に集中して勉強すればいい?
もし、「Tool 7 Last Drop 込み法」で紹介した『Last Drop Book』をすでに作成済みでしたら、最後の1ヶ月はこの Last Drop Book に集中することです。
Last Drop Book の最大の目的は、残された時間を、理解不足箇所の消化だけに集中することです。あとは Last Drop Book の内容を理解できさえすれば、過去問完全攻略という状態を作り上げましょう。
Last Drop Book の中でも理解完了箇所が増えてきたなら、その部分を外すか、または付箋などを使って、理解不足箇所をすぐに見つけられるような工夫もしましょう。